おさらいキーワード
<おさらいキーワード>第34回 フルHD、4K
2017/09/27 09:00
週刊BCN 2017年09月18日vol.1694掲載
フルHD
横1920ドット×縦1080ドットの画面解像度を指す用語。HDは、「高解像度」を意味する「High Definition」(ハイデフィニション)の略で、「ハイビジョン」ともよばれている。
これまでは、横方向のドット数が2000に近いため、「2K」といわれることもあった。しかし、フルHDよりも高精細な横2560ドット×縦1440ドットの解像度のディスプレイが登場し、厳密には2Kとはいえなくなっている。
動画配信サイトでは、フルHDの映像として、「1080p」と表記されることがある。1080pの「p」は、「順次走査」を示す「progressive」(プログレッシブ)の頭文字。プログレッシブは、画面を構成する走査線の端から順番にデータを送って映像を映す方式のことをいう。
ほかに、デジタルテレビ放送で使われている「1080i」がある。こちらは、「組み合わせる」などを意味する「interlace」(インターレース)の頭文字をとっている。走査線に一定の間隔をあけながらデータを送り、映像を映す方式を指す。
1080pと1080iを比較した場合、1080pのほうが、画面のちらつきやノイズは少ない。そのため、より高画質な映像を映すことができると考えられている。
フルHDは、現在のディスプレイの標準的な解像度といわれる。技術の進歩に伴い、フルHDに対応した小型ディスプレイも開発され、ノートPCのほか、スマートフォンなどのモバイル端末に搭載されている。
4K
画面の解像度を示す用語。正式には「4K2K」というが、「4K」や「4K解像度」といわれることが多い。
横4000ドット×縦2000ドット前後の解像度のことを指す。現時点で国際的な統一規格はない。「K」は、1000を表す国際単位だ。
解像度は、米国の映画会社などでつくる団体が定めた横4096ドット×縦2160ドットと、国際電気通信連合(ITU)による横3840×縦2160がある。4096ドット×2160ドットは主に映画向けで、3840×2160はテレビを中心に使われている。
左欄のフルHDに比べ、解像度は横、縦いずれも2倍となり、情報量は4倍となる。映像をより鮮明に映すことができる。さらに高い解像度として、8K(横7680ドット×横4320ドット)がある。
国は2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、実用化に向けたロードマップを策定。20年には、「4K・8K放送が普及し、多くの視聴者が市販のテレビで4K・8K番組を楽しんでいる」ことなどを目標としている。
すでにBSやCSなどでは4K・8Kの試験放送が始まっている。しかし、今の放送とは異なる仕組みを採用しているため、専用の受信設備が必要。家電量販店などで販売されている4Kテレビでは、試験放送は視聴できない。
ただ、現在のテレビ放送やDVDの画質を4K相当に引き上げる技術があり、4K解像度に近い画質で映像を視聴することは可能。テレビ市場では、「4K化」が徐々に進んでいる。
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