「Windows Server 2012/2012 R2」の延長サポート終了が10月10日に迫り、サーバーメーカー各社は最後のリプレース需要を取り込むべく販売活動に力を入れている。IT市場全体ではクラウドへのシフトが顕著だが、日本ヒューレット・パッカード(HPE)はオンプレミスのインフラをクラウドのように調達・運用できるサービス「GreenLake」を提供しており、クラウドシフトの流れはむしろ自社のサーバー事業への追い風になっているとみている。
(取材/日高 彰、文/大畑直悠)
リプレースの商機はまだまだある
HPEが提供するx86サーバー「ProLiant」の最新版である「Gen11」世代の機種は、Windows Server 2012の搭載が主流だった時期の「Gen9」と比較して大きく性能向上を果たしている。Gen9では7~10台ほどのサーバーで動かしていたワークロードを、1台のGen11サーバーに統合可能だ。エネルギー価格が高騰する中、サーバー統合により消費電力を大幅に抑えられることは顧客への大きな訴求ポイントになっている。
GreenLakeは、オンプレミスのハードウェア製品を従量課金で提供するサービスとして始まったが、現在はハイブリッドクラウド環境の運用・管理を支援するプラットフォームへと進化している。例えば、現在、力を入れている取り組みの一つに、地理的に分散するサーバーをクラウド上で一元管理できるサブスクリプションサービス「GreenLake for Compute Ops Management」がある。国内では、工場や店舗といった遠隔拠点にサーバーを設置する企業が多く、需要が高いという。
「Windows Server 2012/2012 R2」の延長サポート終了が10月10日に迫り、サーバーメーカー各社は最後のリプレース需要を取り込むべく販売活動に力を入れている。IT市場全体ではクラウドへのシフトが顕著だが、日本ヒューレット・パッカード(HPE)はオンプレミスのインフラをクラウドのように調達・運用できるサービス「GreenLake」を提供しており、クラウドシフトの流れはむしろ自社のサーバー事業への追い風になっているとみている。
(取材/日高 彰、文/大畑直悠)
リプレースの商機はまだまだある
HPEが提供するx86サーバー「ProLiant」の最新版である「Gen11」世代の機種は、Windows Server 2012の搭載が主流だった時期の「Gen9」と比較して大きく性能向上を果たしている。Gen9では7~10台ほどのサーバーで動かしていたワークロードを、1台のGen11サーバーに統合可能だ。エネルギー価格が高騰する中、サーバー統合により消費電力を大幅に抑えられることは顧客への大きな訴求ポイントになっている。