Windows 10のEOSに伴う需要の取り込みに向け、同社はこのほど、「Windows11 移行支援キャンペーン」を実施した。Windows 11を搭載したマスター機の設定や、クローニングテストの支援、同社の最新ノートPCを検証機として提供する。また、PCなどのデバイスを管理し、セットアップを自動化できる「Windows Autopilot」の導入支援や、既存のインフラ環境のアセスメント、導入する「Microsoft 365」の機能の選定支援を提供するプランも用意した。今後も同様のキャンペーンの展開を検討しているという。
安定した供給体制も強みとして訴求する。東京都日野市の工場を拠点とする「東京生産」(MADE IN TOKYO)により、柔軟なカスタマイズと5営業日での提供を実現する。松浦執行役員は「顧客がほしいと思ったタイミングで製品を届けるために、パートナーとも需要動向の情報共有などでしっかりと連携していきたい」と強調する。
また、サステナビリティーの取り組みとして、同社のGIGA端末を導入する自治体向けに、既存のPCやタブレットを無料で引き取る「HP PCリユースプログラム for GIGA」を展開。対象となるのは第1期GIGAでOSベンダーが推奨したものであればメーカーや機種は問わない。回収した端末はデータを消去した上で再生し、リユースする。再生が難しい場合はリサイクルする。再生品は途上国に提供し、学びや就業機会の拡大や環境負荷の低減につなげる。