IT業界団体探訪記

【Web限定記事】東京都情報産業協会 人の“絆”を起点に一層の発展へ

2025/08/22 10:00

 IT業界では、さまざまな団体が活動を通じて市場の発展のために尽力している。本連載では、各IT業界団体にスポットを当てて活動内容や特色を紹介する。第1回は、2025年5月に設立40周年を迎えた東京都情報産業協会(IIT)の高梨輝彦会長に話を聞いた。IITはこれまで、人同士の“絆”を重要視し、会員企業間の交流の場の提供のほか、東京都をはじめとした外部との連携にも力を入れてきた。2030年に向けた新たなビジョンの下、業界団体として一層の発展を目指す。(大向琴音)

設立から40周年

――協会の概要をお願いします。

 当協会は元々、1985年に日本ソフトウエア産業協会として設立され、2016年に東京都情報産業協会へ名称を変更、25年5月には設立から40周年を迎えました。会員は中小のIT関連企業が中心で、25年8月現在で200社以上が参画しています。東京都を中心とした情報産業の発展支援や人材育成、経営基盤の強化、地域社会との連携を通じた産業の活性化といった目的があります。

――主催しているイベントや活動内容について教えてください。

 月に1回、講演会および交流会の「IITふぉーらむ」を開催しているのに加え、東京都や大学・教育機関と連携した人材支援事業、サイバーセキュリティーや法制度などに関する会員向けの勉強会を開催しています。また7月には、40周年記念式典を行いました。

 協会内での交流イベントも積極的に実施しています。会員企業の多くが中小企業のため、通常業務の中ではどうしても触れることのできる情報が限定されてしまいます。レジャーを含めた参加型のイベントを通じて、他社の社員と交流することで刺激を受けるのが重要なことだと考えています。
この記事の続き >>
  • 地方との連携強化を重視
  • IITから“花火”が打ち上がるのを期待
  • 2030年に向けた新たなビジョン

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外部リンク

東京都情報産業協会=https://iit.or.jp/