北斗七星

北斗七星 2003年4月7日付 Vol.985

2003/04/07 15:38

週刊BCN 2003年04月07日vol.985掲載

▼いかに人を殺さずに勝利するか――。アメリカも変な戦争を始めたものだ。古来、戦争というのは、人を殺すために戦われてきたし、その究極の目的として最先端技術を動員して開発されたのが、大量殺戮兵器である。その大量殺戮兵器が使われてはたまらんということで始まったのが、今回のイラク攻撃なのだろうが、人、とくに市民を殺したら国際世論は離反するということで苦労している。

▼もし、日本が太平洋戦争を戦わず、あるいはあの戦争で勝っていたら、いまの日本はどうなっていただろうと考えることがある。戦争をしていなかったら、ものすごく貧しい国になっているだろうなと思う。一握りの人間が支配する独裁制国家となり、天候に左右される農業国家のままであろう。いまの北朝鮮のイメージだ。仮に勝って大東亜共栄圏の支配者にでもなっていたら、多少生活は楽かも知れないが、テロの恐怖におびえる日々といったところであろうか。

▼翻ってIT業界。ことパソコンについては、アメリカというより、マイクロソフトとインテルの2人勝ちに終わった。組み立てメーカーでは、デルコンピュータがどこまで伸びるかが焦点だが、流通業界から見てデルは敵なのか味方なのか。まだ帰趨は見えきったわけではないが、デルに立ち向かうには、対抗できる価格の商品を自ら揃えるしかない。とあってホワイトボックスパソコンが今年は焦点になってきた。こっちの戦いは短期でなく、長期戦になることだけは確かなようだ。
  • 1