しゅりのステップアップゴルフ

<しゅりのステップアップゴルフ>14.【アイアン編その4】つま先上がりと下がりのライ

2005/04/04 15:26

週刊BCN 2005年04月04日vol.1083掲載

【Q】傾斜のライからのショットが苦手です。特につま先上がりと下がりのライの打ち方を教えて下さい。

 以前、左足上がりと下がりのライの打ち方をご説明しました。つま先上がりと下がりのライもコースではよく遭遇するやっかいなライです。空振りなどの思わぬ大きなミスをして、大叩きをしやすいのもこのライです。下記のチェックポイントに気をつけてトライしてみて下さい。


【1】クラブの持ち方とボールの位置

 つま先上がり──ボールが自分の体に近いので、クラブを短めに持つことは重要なポイント。そして、ボールは左にひっかけやすいため、アドレスではボールの位置を右寄りに置き、右方向に目標をとって、70%くらいのスイングを心掛けること。

 つま先下がり──ボールの位置が足元より低いので、クラブをやや長めに持つ。そして、ボールは右に出やすいため、ボールは左寄りに置き、左方向に目標を取る。やはり70%くらいのスイングで無理をしないこと。



【2】体重は低い方にかける

 つま先上がり──踵(かかと)に体重をかけ、あまり前傾姿勢を作らずに、腕とシャフトの角度をつけるようなイメージでアドレス(図1)。

 つま先下がり──前へ倒れない程度につま先に体重をかけ、ボールを上からみるように上体を前傾させるようにアドレス(図2)。



【3】なるべくベタ足のイメージで、無理をしないスイングを心掛ける

 傾斜の場合は平坦なライに比べて、足場が非常に不安定です。とにかく無理は禁物。なるべくベタ足のイメージで下半身を安定させ、両膝の高さが変わらないように注意しましょう(図3)。フルスイングはせずに方向重視で打つこと、つまり、このライから脱出することを優先させるのが大切です。



 それでは、GOOD GOLFING!
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