北斗七星

北斗七星 2008年4月7日付 Vol.1230

2008/04/07 15:38

週刊BCN 2008年04月07日vol.1230掲載

▼4月1日、NTTグループのNGN(次世代ネットワーク)サービス「フレッツ光ネクスト」がスタートした。ブロードバンド・インターネット技術を基盤に従来の電話サービスに加え、動画像も配信できる。近い将来にはこれまで別々だった携帯電話の番号も統一できるようになる。さらに屋内での有線・無線のLAN、屋外でのWiFiなどが1台の端末でそのまま利用できるというから、まさに「夢のネットワーク」だ。

▼当面、NTT東/西日本が提供するフレッツ光ネクストは法人向けで、既存のVPNを置き換え、ここに法人契約の携帯電話やテレビ会議システム、動画像による情報受発信機能などをまとめていくことになる。だが、契約は法人でも、例えばテレビドラマやドキュメント、コンサートなどの高品位な映像を有償で配信するようになれば、個人向けサービスに変身する。テレビ局や映画会社は戦々恐々に違いない。

▼KDDI、ソフトバンクなど既存キャリアの参入は時間の問題だが、早くもフレッツ光ネクストに対抗する動きを指摘する声がある。それはグーグルだ。インターネット技術が基盤であれば、グーグルが通信キャリアとして名乗りを上げることは容易に推測がつく。ユーチューブを傘下に従え、ヤフー取り込みに成功した暁には、グーグルが世界最大の通信キャリアになるのではないか。NGNの商用サービス開始は、次世代通信サービスがインターネットに脅かされる第一歩になるのかもしれない。
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