シマンテックで社長、セールスフォース・ドットコムで副社長を務めた木村裕之氏が、今月上旬からシトリックス・システムズ・ジャパンの副社長に就いたことが昨日わかりました。

　木村氏は、IT業界で有数の外資系企業の経営者です。1990年代、サン・マイクロシステムズで頭角を表し、シマンテック社長時代には、ベリタスソフトウェアとの大型合併を指揮。日本法人の統合作業を引っ張りました。

　エンタープライズクラスの営業に強く、チャネル開拓も得意。柔らかい雰囲気が持ち味で、穏やかな空気をつくるのが上手い。その一方で、必要な構造改革は、躊躇せずに断行する行動力がある。過去のインタビューから、そんな印象を記者は持っています。

　デスクトップ、サーバーともに仮想化ソリューションで勢い付くシトリックスの経営に、百戦錬磨の経営者が加わりました。

（木村剛士）

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シトリックス、元シマンテック社長の木村裕之氏が副社長に就任