「Vista」に比べて、「Windows 7」の売り上げは好調に推移している──。ソフトバンクBBの菅野信義・コマース＆サービス統括CP事業推進本部MD第2統括部統括部長は、2009年10月の「Windows 7」発売後の3か月間をこう振り返る。

　コンシューマ向けは、「10月の予約の段階で、『Vista』の2倍以上」の伸びをみせた。ECサイト経由での販売は4倍程度の売り上げ、と顔をほころばせる。法人向けには「『Vista』の1.5倍程度の売れ方」だという。「予想以上に売れている。当初、導入には半年程度かかると考えていた」。

　「Windows 7」発売当初のフィーバーも治まり、コンシューマ市場は安定期に入ったというのが菅野部長の見方だ。「法人向けはこれからが商戦期。3月くらいが山になるだろう。直近ではゴールデンウィーク明けに導入が進む」との見通しを立てている。（信澤健太）