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大塚商会、LED事業の象徴が新宿に出現

2010/02/03 15:26

 大塚商会は、2月1日にLED(発光ダイオード)を活用した「たのめーる」の電子看版広告を東京・新宿のカレイドビル屋上に設置しました。

 設置場所は、09年6月まで約13年間セイコーエプソンが広告を掲載していた枠で、大きさは横約74メートル×高さ約12メートル。省エネ技術として注目されるLED電球を1524個、モジュールタイプのLEDを1万9380個活用した大型電子看版です。

 大塚商会によれば、LEDを活用した看板としては世界最大規模です。同社の大塚裕司社長は08年末のインタビューで「期待する商品は?」との問いに「LED電球」とすでに明言していました。08年から取り扱い始めた商品ではあるものの、昨年から本腰を入れて取り組み始め、虎視眈々と事業基盤を整備していました。

 今回の広告は、単なる「たのめーる」の知名度向上だけでなく、LEDを活用した世界最大規模の看版としたことで「LED関連商品の販売では先頭に立っている」というメッセージも込めたはず。「異色の商品」と大塚社長は前置きしましたが、LED関連事業に大塚商会の本気を感じます。

(木村剛士)

【記事はこちら】
大塚商会、LED電球を使った日本最大級の広告塔を新宿に設置
<大塚商会特集>大塚裕司社長に聞く2009年の戦略
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.2.3」より
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