「iPad」を発表し、ますます勢い付くアップル。「iPhone」は、個人のプライベート利用にフォーカスが当たりがちですが、法人での利用もジワジワと増え、その流れを捉えてソリューションを用意し、成功したITベンダーも増えてきました。
インフォテリアはその代表例です。「iPhone」向けのコンテンツ作成・閲覧・配信サービスを発売。企業のカタログやマニュアル、学習教材などのコンテンツを容易に作成・配信できるサービスで、青山学院大学と札幌医科大学などで利用されています。
同社の平野洋一郎社長は、このサービスで「全国の大学制覇を目指す」と言い、アップルが「iPad」を発表した同日に、「iPad」向けアプリケーションの開発を早々と表明。「iPhone」と「iPad」に強いビジネスチャンスを感じています。
アップルがつくった強力なハードウェアは、法人向けソリューションビジネスも活性化させています。「日本は端末は先進的でも、モバイルソリューションはなかなか進まない国」と揶揄される状況が、外資系のハードで変わりつつあります。
(木村剛士)
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インフォテリア、「iPhoneサービスで全国の大学を制する」ソフトバンクテレコム 法人向けiPhone事業が徐々に拡大メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.2.4」より