リーマン・ショック以降、世界同時不況の煽りを受けて、09年は先行き不透明な市況感が続き、多くの法人がIT投資を抑えました。なかでもクライアント端末をリプレースしないケースが多かったようです。PCメーカーにとっては、大きなダメージを被ったことは間違いないでしょう。
PCメーカーの1社であるNECも、PC事業で苦戦を強いられました。「PCその他」と区分する売上高は09年度(10年3月期)通期で4440億円。前年度比11.3%減になる見通しです。
ただNECは、我慢しているばかりではありません。PC事業の拡大に向け、ある策を講じることにしました。それは、マイクロソフトの「Windows 7」移行支援です。これにより、販売台数の大幅なアップを見込んでいます。(佐相彰彦)
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NEC、販社経由でWindows 7移行支援を本格化メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.3.31」より