データベースソフトの老舗、ファイルメーカー。今年3月に社長に就任した石井元氏に取材しました。石井氏はポイントセックの社長時代に、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズとの統合を行い、その結果、チェック・ポイントの副社長になりました。そんな経歴から、取材前には、ファイルメーカーでもドラスティックなことをやるのかな、と思っていました。
しかし、石井氏は「既存のビジネスモデルを変えるつもりはない」。ビジネスの現状は堅調で、あえて変えるより継続したほうがよいとの判断です。
ただ、一つだけ変えようとしているのは、製品の位置付けです。「最適な使い方を提案しなければならない」という言葉が印象的でした。ビジネスモデルの継続は、製品のポジショニングを確立し、新しい需要を掘り起こすためでもあるそうです。(佐相彰彦)
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<トップインタビュー>ファイルメーカー社長 石井元 DBの最適な使い方を浸透させるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.7.7」より