売上高は2.6％増、営業利益は約2倍に――。

　富士通の山本正已社長が示した今年度の業績目標です。売り上げの伸び率は業界水準並みですが、利益は大幅な増加計画です。

　山本社長は落ち着いた雰囲気で淡々と、時に情熱的に「グローバルビジネスの加速」「クラウド事業での徹底攻勢」など、いくつかのキーワードを交えながら、計画達成に向けたストーリーを説明しました。

　記事では、事業セグメントごとの利益計画と特筆すべきビジネスに焦点を当て、具体的な施策を書いています。

　クラウドやグローバルビジネスがどこまで伸びるかは未知数。この利益倍増計画がもし達成されるなら、それは元社長が進めた構造改革が生んだ成果ともいえるはずです。（木村剛士）

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富士通　利益倍増計画を明らかに　戦略事業クラウドには1000億円投資