今日のひとことWeb版

検索市場に風穴を

2010/08/20 15:26

 企業が開設・運用するウェブサイトに、必ずと言っていいほど組みこまれているサイト内検索窓。

 企業がウェブサイトで発信する情報が増え、閲覧者はサイト内で欲しい情報がたどりにくくなりました。そんな不便を少しでも解消する手段として、どのサイトにも検索窓を用意することが当たり前に。検索システムは、もはや企業サイトに必須のツールといえるかもしれません。

 この組み込み用検索エンジンで、検索結果画面に工夫をこらした製品を開発・販売する日本のITベンチャーがいます。

 一般的に検索結果画面といえば、知りたい情報の単語を入力すると、関連するコンテンツを一覧表示します。膨大な情報が存在する今では、閲覧者は「and検索」するのが一般的でしょう。このベンチャーが開発した製品のユニークなところは、「and検索」をしやすくする画面にあります。

 単純に「and検索」の推奨単語を表示するだけでなく、頻繁に検索される単語を大きく表示したり、関連性の高い単語を同じ色で表示したり――。場合によっては、単語を動かしたりするなどの視覚効果を付加したのです。単純な発想ですが、これが実際見てみると、非常に見やすく分かりやすい。

 他国の企業ではなかなか思いつかない分かりやすい操作画面になっています。記者は勝手にそう実感しました。外資系ベンダーが牛耳る市場ですが、存在感が高まりそうです。(木村剛士)

【記事はこちら】
「検索エンジン市場に風穴を」テキスト解析技術活用した検索システム
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.8.20」より
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