国内のクラウド型CRM(顧客情報管理)市場で絶対的な地位を築いているセールスフォース・ドットコム(SFDC)。ここに、ソフトウェア業界の巨人、マイクロソフトが挑みます。世界では、売上高でアップルに抜かれたマイクロソフト。日本市場は、マイクロソフトの世界売上高の10%を占める重要な戦場です。世界での地位を維持するうえでも、絶対に負けられない戦いが始まります。
金融機関をはじめ、大企業で採用が進む「Salesforce CRM」に対抗して、マイクロソフトは「Dynamics CRM Online」を11月末にも投入します。実はこの戦い、“師弟対決”の一面をもっています。マイクロソフトのDynamics部隊を率いていた方が、いま、SFDCのチャネル戦略を担当しているのです。外資系ベンダーではよくある光景ですが、その視点から眺めると、戦いはまた別の趣をまといます。(谷畑良胤)
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マイクロソフト Salesforceに宣戦布告、クラウド型CRMを11月にも日本投入メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.11.1」より