活況を呈する「仮想化」マーケット。サーバーやストレージなどのコンピュータをソフトウェアで分割し、一つのコンピュータで複数のシステムを稼働させる――。

　省スペース、省電力、コンピュータの有効活用によるコスト削減効果が絶大で、今人気のソリューションです。そしてまた、ITベンダーにとっては中期的な需要が見込める商売のネタでもあります。

　この中核となるソフトウェアで圧倒的な力をもってきたのが、ヴイエムウェアです。これまで他社の追随を許していませんでしたが、その情勢に変化がみえ始めました。変化を起こしたのは、マイクロソフトです。

　マイクロソフトは、今年1ー6月の期間限定ではあるものの、仮想化ソフトの導入企業数でトップを獲りました。さらに攻勢をかけるべく、11月からは仮想システムを構築・運用するITベンダー向けの支援策を揃えてきました。“ソフトの巨人”の追撃が始まりました。（木村剛士）

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仮想化、最前線に動きあり　最大手に迫る“ソフトの巨人”