「NHKスペシャル」で話題をまいた「無縁社会」。病気を患った後に離婚し、早期退職して社会とのつながりがなくなった後に老人ホームに入居する。生きてるうちに葬儀のことなど、自分が死んだ後のことを決めておく――。内容は衝撃的で、どんなホラー映画よりも怖い内容でした。
超高齢化社会のなかで、独居の果ての孤独死が社会問題化しています。引きこもりの高齢者も増えているそうです。
以前から問題になっている「人間関係の希薄化」。ITは、その要因の一つとして槍玉に挙がることもしばしばです。しかし今、NECはITを利用して、高齢者の地域コミュニティへの参加を支援しようとしています。
ITをうまく利用すれば、希薄化ではなく、逆に新しい対面コミュニケーションを創出することができるはず。問題解決の糸口を見つけられるかもしれません。(鍋島蓉子)
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NEC、高齢者の独居・引きこもりを抑制するシステムを開発メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.2.10」より