多くのSIerが、中国を中心に海外市場に進出する時代――。現地法人の設立や現地ITサービス会社との提携などのニュースには、もう驚かなくなりました。
閉塞感が漂う国内のIT市場から抜け出し、海外に活路を見出して挑戦する姿は、もはや当たり前になりました。海外進出するSIerの経営者たちは、グローバル戦略を熱く力を込めながら語ります。
しかし、現場の担当者は、トップの考えについてきているのでしょうか。そもそも、海外でビジネスを展開するためのスタッフや事業基盤はあるのでしょうか。この極めてシンプルな疑問に、情報処理推進機構(IPA)が発行した「IT人材白書2011」が答えを出しています。予想通り、トップと現場には大きな乖離がありました。(木村剛士)
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企業の海外進出に対応が不十分なSIer 警鐘を鳴らす『IT人材白書2011』メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.5.27」より