人事・労務管理分野で、業務アプリケーションベンダーが就業管理システムに商機を見出しています。
中小企業に強いピー・シー・エー(PCA)は、放送機器や通信システムの開発を手がけるエル・エス・アイジャパン(LSIジャパン)の就業管理システム部門の事業を譲り受け、子会社のクロノスを設立しました。
PCAの折登泰樹専務は、「就業管理システムの引き合いは強く、人事・給与とあわせて販売するケースが増えている」と話し、買収を契機にさらなる拡販に取り組む考えを明らかにしました。
オービックビジネスコンサルタント(OBC)は未導入企業と既存システムからのリプレースを狙い、新たなパートナー支援策を打ち出しました。「就業奉行導入シナリオマップ」の提供や導入設計サービスのパートナー認定の資格化を予定しています。今後、競争はさらに激化するでしょう。(信澤健太)
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ピー・シー・エー 就業管理システムを自社ブランドに 子会社設立でラインアップを強化メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.6.21」より