今日のひとことWeb版

リコー、近藤社長の趣味

2011/07/11 15:26

 HOYAが「PENTAX」ブランドで展開しているイメージング・システム事業をリコーが買収することを聞き、2年前にリコーの近藤史朗社長にインタビューした際の会話を思い出しました。事務機関連の取材をしていたのですが、ついでにカメラ事業にも触れ、嫌味な質問をしました。「カメラ事業は、あまりやる気がないんですよね」。すると近藤社長は苦笑しつつも、記者の目を睨みながらこう発言しました。「何言ってんだよ。柱の事業の一つに成長させるんだ」。

 当時からの思いが、いま爆発したということでしょう。質問する側も、根拠がなかったわけではありません。デジタルカメラ「GR DIGITAL」が普及期に差しかかることで、いまのように家電量販店に大きなコーナーを設けていませんでした。どうみても、売る気を感じなかったのです。

 そのときはバツが悪くなったので、近藤社長の趣味に話を振りました。社長は、銀塩カメラもデジタルカメラもお持ちだそうで、山や欧州の風景を多く撮影していらっしゃるそうです。役員会議室には、その写真が飾られています。趣味と実益――。PENTAXの買収で、リコーがもつ光学技術が市場に拡大するときがきました。(谷畑良胤)

【記事はこちら】
リコー、HOYAの「PENTAX」デジタルカメラ事業を買収
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.7.11」より
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リコー 社長 近藤史朗

リコージャパン 社長 畠中健二