「IT業界では、イベントがないと大きな商売が始まらない」と語るのは、新世代M2Mコンソーシアムの理事を務める奥屋滋氏。新世代M2Mコンソーシアムは、NECや富士通、日立製作所など約60社のITベンダーが集まり、M2M技術の普及を促進する団体です。そして、奥屋理事の言う「イベント」とは、今後のM2M技術の本格的な普及を指しています。
M2M(Machine to Machine)は、IT業界でもまだ認知度が低い技術ですが、センサなどでさまざまな機器を接続・連携させることによって、交通や物流の改善、エネルギー使用の効率化を実現する技術です。新世代M2Mコンソーシアムは、これからM2Mの促進活動を加速して、メンバー同士で緊密に連携しながら、新ビジネスの誕生につなげていきます。
奥屋理事は、NECでネットワークサービスシステム事業部の事業部長を務めています。M2M事業の具現化に取り組んでいるNECは、9月1日に、M2Mサービス用のシステム基盤をクラウドで提供するソリューションを、M2Mサービス提供事業者に向けて発売します。M2Mのビジネスが、かたちになろうとしています。(ゼンフ ミシャ)
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NEC、「M2M」サービスを実現するソリューション「CONNEXIVE」の提供を開始メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.8.31」より