先日、中国出張から帰ってきた先輩記者から、「グレータージャパニーズマーケット」という言葉を教わりました。
日本語に訳せば、「国外の日本市場」とでもなるのでしょうか。日本ベンダーが、海外で日系企業を相手に国内とまったく同じ事業を展開することを意味し、「日本のベンダーは現地企業を相手にしたビジネスができない」ということを、皮肉を込めて表した言葉だそうです。
中国に進出している日本のITベンダーのなかには、ビジネスの領域を日系企業に限定し、現地企業向けのビジネス展開には手を伸ばそうとしない企業が存在します。彼らは中国市場を単なる日本市場の延長として捉え、獲得すべきマーケットとしてみていないません。まさに、「グレータージャパニーズマーケット」です。
しかし、中国を舞台に事業を成長させていくには、「グレータージャパニーズマーケット」からは卒業しなければなりません。中国で著しい伸びをみせているのは日系企業市場ではなく、中国のローカル市場だからです。
情報サービス産業協会(JISA)が先日、中国山東省の青島市で第15回日中情報サービス産業懇談会を開催しました。中国という巨大市場を開拓していくフェーズに入った――。JISAの浜口友一会長は懇談会で、そう語りました。記事の全文は下のリンクからお読みいただけます。(ゼンフ ミシャ)
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JISA、中国・青島市で第15回日中情報サービス産業懇談会を開催メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.11.9」より