今日のひとことWeb版

中国スマートコミュニティでSIerに商機!?

2011/11/10 15:26

 力強い成長を続ける中国では、スマートコミュニティ関連のプロジェクトが大小合わせて100件ほど進んでいます。

 中国情報サービス業界随一の知日派として知られる北京アウトソーシングサービス企業協会(BASS)の曲玲年理事長は、「中国では社会保障や環境保護といった、より高次のスマート化も並行して進んでいる」と、話していました。

 振り返って日本では、2000年のe-Japan構想以来、ITを活用したスマートな社会や都市づくりについての議論が綿々と続いています。

 例えば広域医療ネットワークや国民ID、スマートグリッド、自然エネルギーなどが思い当たりますが、しかし実際のところ、必ずしも成功しているとはいえない状況です。プライバシーや既得権益、ITそのものに対する拒否反応などが入り交じって、問題が複雑化している面は否めません。

 この点、中国は政治の力が強く、進むべき方向が定まれば有無を言わさず突き進むところがあります。政治力が求められるスマートコミュニティに関しては、「日本がどうしてうまくいっていないか、日本のSIerはよく知っている。その知見を中国で生かすことができる」と期待を寄せる日系SIer幹部もいます。

 「失敗は成功の母」といいます。日中SIerが力を合わせて、中国でのスマートコミュニティビジネスの拡大につなげてほしいものです。(安藤章司)

【記事はこちら】
<トップインタビュー>北京アウトソーシングサービス企業協会(BASS) 理事長 曲 玲年 相互補完の関係を再構築
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.11.10」より
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