中堅・中小(SMB)企業向けのストレージ市場で、メーカー間の価格競争が激しさを増しています。先週、大手2社のEMCジャパンとネットアップがSMB向けストレージの新製品発表会を開き、価格を大幅に下げた新たな商材を披露しました。
EMCジャパンは、「EMC Data Domain」シリーズから小規模環境での利用に適した「DD160」を投入。価格は105万円からと、ほとんど100万円を切ろうとしています。また、ネットアップが発表した中堅企業向けの「FAS2240」はほぼ同一構成の従来製品が457万7000円していたのに対して価格をその半分以下の179万円からに抑えました。
SMB向けストレージ市場は、継続的な成長が見込まれており、これまで大手向けに展開してきた外資系メーカーにとっては開拓のポテンシャルが大きいマーケットです。各社とも、価格を下げて市場を開拓する戦略を採っているので、いかにボリュームを確保するかが成功のカギを握ります。
先日、ネットアップの米国本社でSMB戦略の指揮を執っているシニアプロダクトマーケティングマネージャのマット・ミラー氏を取材しました。ミラー氏が語るネットアップの施策をリンク先の記事でまとめています。(ゼンフ ミシャ)
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ネットアップ SMB市場で競争力高める 価格を下げて販売拡大へメールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.11.16」より