今日のひとことWeb版

SMB向けストレージで激化する価格競争

2011/11/16 15:26

 中堅・中小(SMB)企業向けのストレージ市場で、メーカー間の価格競争が激しさを増しています。先週、大手2社のEMCジャパンとネットアップがSMB向けストレージの新製品発表会を開き、価格を大幅に下げた新たな商材を披露しました。

 EMCジャパンは、「EMC Data Domain」シリーズから小規模環境での利用に適した「DD160」を投入。価格は105万円からと、ほとんど100万円を切ろうとしています。また、ネットアップが発表した中堅企業向けの「FAS2240」はほぼ同一構成の従来製品が457万7000円していたのに対して価格をその半分以下の179万円からに抑えました。

 SMB向けストレージ市場は、継続的な成長が見込まれており、これまで大手向けに展開してきた外資系メーカーにとっては開拓のポテンシャルが大きいマーケットです。各社とも、価格を下げて市場を開拓する戦略を採っているので、いかにボリュームを確保するかが成功のカギを握ります。

 先日、ネットアップの米国本社でSMB戦略の指揮を執っているシニアプロダクトマーケティングマネージャのマット・ミラー氏を取材しました。ミラー氏が語るネットアップの施策をリンク先の記事でまとめています。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
ネットアップ SMB市場で競争力高める 価格を下げて販売拡大へ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.11.16」より
  • 1

関連記事

EMCジャパン、小規模環境に適した重複除外バックアップ・ストレージを発売

“保守的”な日立の大胆な目標 SMB向けのNASでシェアを8倍超に

IDC Japan、国内ディスクストレージ市場調査、NASとSANへのシフトが進む

ネットアップ、九州・福岡に営業拠点を開設、地域市場の開拓を加速

ネットアップ 「Cloud Management Partners」を開始 クラウド展開の強化へ動く