総務省は、一昨日に開いた省版事業仕分けで「フューチャースクール推進事業」を廃止と判定しました。この事業の目的は、先進のIT機器を導入して教育環境を充実させ、学力の底上げを図ること。2010年度から4か年の計画で今年度は11億円の支出を見込んでいました。
学力の低下は、文部科学省のデータで明らかで、ITの導入は、それを打開するために効果的なはずです。「今のやり方では成果を出すことはできない」と判断したことを、否定するつもりはありません。ですが、学校のIT化は継続すべき施策です。省内の推進派はこれで諦めてしまわずに、日本の将来を見据えて新たな事業を立ち上げてほしいと切に願います。(木村剛士)
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総務省、省版事業仕分けで「フューチャースクール推進事業」を「廃止」判定メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.6.15」より