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2013/04/02 15:26

 4月1日付けで日立製作所の執行役副社長に就任した岩田眞二郎氏。執行役専務情報・通信システム社社長からの昇格ですが、情報・通信システムグループ長は引き続き兼務。日立グループ全体の経営を考える立場からIT関連部門をけん引することになります。

 ご紹介する記事は、岩田氏が「情報・通信システム社の社長として、最後のインタビュー」(本人談)です。日立製作所といえば日本最大の総合電機メーカーですが、よくも悪くも「堅実」というイメージがあります。しかし氏の語り口は、そうした先入観を覆すものでした。

 ひと言でいうと、とにかくポジティブ。「世界のトップ企業に引き抜かれるような人材を育てて、仮にいったん引き抜かれたとしても、『やっぱり日立がいい』と戻ってきたくなる会社にすればいい。無料で研修をしてもらえるようなものですからね」と笑いながら話す姿が印象的でした。

 近く同社が発表する予定の新たな中期経営計画についてもポイントを解説してくれました。氏の手腕が日立製作所の経営にどう生きるのか、要注目です。(本多和幸)

【記事はこちら】
<トップインタビュー>日立製作所 執行役専務 情報・通信システム社 社長 岩田眞二郎
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.4.2」より
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