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大阪のIT市場を「無視しちゃあかん」

2013/07/17 15:26

 地下鉄御堂筋線で新大阪駅を出て淀川を渡ると、右手に梅田のスカイラインが広がります。通称、梅田北ヤード。JR大阪駅の北側に広がるエリアは都市再開発が進み、大阪の進化の象徴になっています。最近は市役所や日本銀行がある中之島、地下鉄谷町線阿倍野駅の周辺でも再開発が活発で、現地に足を運ぶと街のパワーを感じ取ることができます。

 大阪港には、中国・上海や韓国・釜山からの貨物船が世界の品物を運んできます。江戸時代には物流や商業の中心地で、多彩な物品を販売する蔵屋敷が数多くあったことから、大阪は「天下の台所」と呼ばれていました。

 さて現在の大阪はといえば、データ分散の需要が高まっていることからデータセンターが増え、「天下のサーバールーム」になりつつあります。大阪の都市再開発やデータセンターの建設ラッシュは、新たなIT需要を生み出します。ITベンダーはいま、大阪市場に改めて着目しています。

 日本IBMは2012年に関西支社を開設し、販売パートナーやユーザー企業との関係づくりに取り組んできました。これから、大阪でのビジネスを本格的に拡大します。須崎吾一関西支社長に、天下の台所を攻める戦略を聞きました。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
日本IBM 天下の台所を攻める 地方市場の開拓に本腰
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.7.17」より
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