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駅伝が若者を救う

2013/11/15 15:26

 11月17日、東京・お台場の潮風公園周辺で第4回 NIPPON IT チャリティ駅伝が開催されます。今年は過去最多となる663チーム・3315人のランナーが登録。BCNからも、選りすぐりのメンバーが参加します。

 このイベントは、IT業界人が、ただ単に日頃の仕事を忘れ、駅伝を通してお互いを励まし合い、リフレッシュするためのものではありません。デスマーチが起こりがちな受託ソフト開発などで、プレッシャーからうつ病などの病気を抱え、結果として未就労者になってしまった若者を支援するための取り組みでもあるのです。参加費の3000円はNPO法人Future Dream Achievement(FDA)に寄付され、うつ病や引きこもりの方々を対象とした就労トレーニングに充てられます。

 IT業界は、「3K(きつい・帰れない・給料が安い)といったイメージが定着していて、新卒者の人気も低迷しているのが現状。こうした取り組みを通じて、IT業界が就労問題を乗り越えようとしていることを業界外に発信することは、悪いイメージを払しょくするためにも大きな意味をもっています。(真鍋武)

【記事はこちら】
FDA ITチャリティ駅伝を開催 走って、就労支援の活動を知ろう
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.11.15」より
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