今日のひとことWeb版

炊飯器への憧憬

2014/11/14 15:26

 油にまみれた中華料理を食べ過ぎたせいか、体重が増えてきたので、最近、自炊を始めました。これまで食事はすべて外食ですませていた私にとって、自炊は大変ですが、思っていたよりも楽しいので、健康のために続けていこうと思っています。

 自炊にあたって、最初に取りかかったのは、調理器具の調達でした。家ではおいしいお米を食べたい。そして、そのためにはいい炊飯器が必要。そう思って家電量販店に足を運んで、がく然としました。中国の炊飯器相場を知らなかったことが一因ですが、お目当ての象印の炊飯器は、安いモデルでも2000元(約3万6000円)ほど。完全に予算オーバーです。結局、九陽(Joyoung)という中国メーカーの炊飯器を購入しました。価格は200元(約3600円)でした。

 この経験で、中国に進出している日系企業が、競合の中国ローカル企業にコスト面で勝つことが不可能に近いということを悟りました。これは、家電でもITでも同じことでしょう。本来、日系企業を応援すべき立場の私でさえ、いざ消費者の立場になると、中国メーカーの低コストへの魅力は相当なものに感じました。なにせ、価格差は10倍です。

 しかし、勝負はコストだけで決まるわけではありません。価格で勝てないのであれば、品質などの面でローカル企業に立ち向かえばいいだけのこと。実際に使うと、九陽(Joyoung)の品質・機能は価格相応で、満足できるとはいえません。今度、日本に帰国した際には、象印製の炊飯器を購入して上海に持ち込むつもりです。(上海支局 真鍋武)

【記事はこちら】
<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>生産スケジューラで納期短縮 顧客との商談に自信をもって臨む
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.11.14」より
  • 1

関連記事

中国IT大手のPactera、日系企業向けビジネスを強化、年率10%以上の成長を維持

NTTデータ、中国・吉林市で渋滞予測・信号制御シミュレーションの実証実験を開始

ジョルダン(上海)軟件開発、法人向けクラウドサービスに軸足、ストックビジネス比率50%超へ