住友商事は、中国で運営するネット通販サイト「品店(ピンストア)」を、6月30日に閉鎖します。2012年にオープンし、これまで日本の日用品や食料品を中国国内に販売してきた「品店」でしたが、住友商事は単独での事業展開には限界があると判断。今後は、グループ会社の爽快ドラッグと連携して、アリババが運営する「天猫国際」など、外部ECサイト上での店舗展開に舵を切ります。

 最近取材した、中国で日系企業向けにECサイト構築を手がけているITベンダーの幹部は、「ECサイトを構築しても、実際にうまく顧客を獲得できていない日系企業が多い。サイト構築の引き合いをいただけることは、当社にとってありがたい話だが、本当にお客様が自社のECサイトを構築するべきなのかについては、疑問を感じることがある」と洩らしました。

 中国のEC市場は、厳しい競合関係にあり、各社は顧客を取り込むために、あれこれ工夫を凝らしています。例えば、京東商城(JD.com)は、マンションの郵便受けの横に、専用の商品受け取りポストを設置。顧客が都合のよいタイミングで商品を受け取って、その場で各種支払いができる仕組みを構築していました。(上海支局 真鍋武)

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マンションの顧客を独り占め
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.5.29」より