今日のひとことWeb版

「行かない、会わない、話さない」営業とは

2016/04/21 15:26

 技術者派遣のフォーラムエンジニアリングは、「行かない、会わない、話さない」営業を目指しているそうです。本来、営業は客先を訪問して、直接キーマンと会って話をするのが仕事なのですが、時間は有限なので、こうしたプロセスで省ける部分は積極的に省いていこうという考え方とのこと。 よく考えてみると「行かない、会わない」は、実は多くの営業マンがすでに実践しています。メールやメッセージ、ビデオチャットなどのコミュニケーションツールの発達で、会社にいても、出先でも、あるいは自宅でも営業できる時代になりました。 ただ、最後の「話さない」はさすがにどこも実現できていないはず。日本で初めてIBM Watsonを採用したフォーラムエンジニアリングは、Watsonのもつ自然言語能力を最大限に生かして、Watsonで対応できる部分はWatsonにさせてしまう取り組みを行っています。 実現できれば、顧客は好きなときにフォーラムエンジニアリング“新米営業マン”のWatson君をオンラインで呼び出して、必要な情報を得ることができる――。顧客の手間や時間の節約になり、営業効率も上がる一石二鳥となることに期待したいものです。(安藤章司)【記事はこちら】
連載「ここまできたAI活用」の記事一覧
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.4.21」より
  • 1

関連記事

日本IBMとソフトバンク、コグニティブ・テクノロジー「Watson」日本語版の販売をスタート

IBM PWLC 2016、ロメッティCEO「デジタル変革は必然、コグニティブでの差異化がカギ」

TIS、「IBM Watsonエコシステムプログラム」と「Pepperパートナープログラム」のパートナーに選ばれる

IBM PWLC 2016、「コグニティブの売り方」を示せるか

AIとリング型ウイルス