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天気予報の精度

2017/03/16 10:00



 天気予報でよく聞く雨の降り方に、定義があるのをご存じですか。1時間に10mm以上~20mm未満では「やや強い雨」、といった具合です。気象庁によると、毎日発表される天気予報は、観測データをもとにした「数値予報」という技術でつくられ、人が知識と経験を生かして修正しているそうです。的中率は昔に比べると上がっていますが、時には外れることもあります。

 この気象予報の領域に、日本IBMが新たに参入することになりました。予報の精度を支えるのは、人の経験や知識ではなく、人工知能の「Watson」です。予報を信じて傘を持たずに外出し、突然の雨に見舞われると、気分は最悪です。的中率が上がれば、こんな思いをすることが少なくなりそうです。(廣瀬秀平)
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