AIに関する話題が尽きない最近の中国ですが、このほど政府が正式に国家戦略「次世代AI発展計画」を発表しました。2020年にAI関連産業規模を1兆元(約16.5兆円)に、30年には10兆元(約165兆円)に拡大する壮大な目標を掲げています。

 中国の有名な国家戦略に「中国製造2025」があります。ここでは第一ステップである25年の目標を「製造強国の仲間入り」、最終ステップの49年目標を「世界の製造強国の先頭グループ入り」と、高い志ではあるものの、やや控えめに表現しています。

 これに対して「次世代AI発展計画」では、30年までに「AI理論、技術、応用のすべてを世界トップ水準に向上させる」と、明確に世界トップを意識した文言があり、本格的な発展はこれからとなるグローバルのAI市場で、中国が主導権を握っていくのだという意思を読み取ることができます。(上海支局 真鍋武)