早いもので、今月末から第3四半期(3Q)の決算発表が始まります。そして、このタイミングで4月からの新年度の経営方針について発表するITベンダーの姿もチラホラ。
5月の本決算の発表を待っていては、対外的な情報発信が1か月遅れてしまいます。ただでさえ、1Qの立ち上がりが鈍い傾向にある情報サービス産業。4Qの段階で1Qに向けた助走をつける意味でも、有効な対策なのかも知れません。
ちなみに、「週刊BCN」が独自に集計した主要SIer上位50社の通期の売上高見通しで、減収を見込んでいるのはわずか3社のみ。良好な受注環境が続いているだけに、3Qの数字も期待できそうです。(安藤章司)