2019年2月は、ヴイエムウェアが仮想化製品を発売してからちょうど20周年にあたるそうです。今や仮想化技術はサーバーのみならず、ITインフラのさまざまな領域に拡大しており、例えばストレージ仮想化技術の活用によりハイパーコンバージドインフラのような新たな製品カテゴリも盛り上がりを見せています。

 サーバーやストレージに比べ、メリットが伝わりにくかったのがネットワークの仮想化で、大規模なデータセンターなどを除いてはなかなか普及が進みませんでした。しかし、業務に使われるデバイスの数や種類が増え、運用やセキュリティーの面で課題が顕在化したことから、近年になって企業のオフィスにおいてもソフトウェア制御型のネットワーク製品(SDN)が盛んに導入されるようになっているといいます。

 その威力が一番分かりやすいシーンが、マルウェアへの感染が発生したときです。感染を検知したとき、今まではそのマシンがどこにあるかを調べ、LANケーブルを引き抜きに行かなければならず、マシンを隔離するのに数時間~数日を要することもありましたが、ソフトウェア制御なら、物理的にはケーブルがつながったままでも、管理画面を操作するだけで通信の遮断が可能。セキュリティー製品と連携すれば、感染の検知から機器の切断までを自動で行うこともできます。ネットワーク機器のリプレース時、今後はSDN製品の検討が標準的になるかもしれません。(日高彰)