先日、イギリスに1週間ほど滞在しました。ブレグジット直前でしたが、EU離脱の議論が長引きすぎて、うんざりした市民にとっては「いまさら」の出来事だったのか、日中の街中は平穏なものでした。

 さて、観光客としてイギリスで便利だったのはキャッシュレス決済の浸透度。イギリスでは、小切手の代替としてデビットカードが普及していましたが、ロンドン五輪をきっかけにデビット/クレジットカードのタッチ(非接触)決済対応が進み、今ではレストランや商店、交通機関、公共施設などでタッチ決済が幅広く使われています。私が持つ日本のクレジットカードはまだタッチ非対応ですが、このカードをApple Payに登録すれば、普段使っているiPhoneを利用してタッチでの買い物が可能です。

 スマートフォン(スマホ)で買い物ができること自体は「おサイフケータイ」やQRコード決済と同じですが、複雑な会員登録手続きなしで使えること、ほとんどどこでもこれで支払えることは、特に外国人にとって圧倒的な優位点です。店員もみんな慣れていて、支払いの場面でiPhoneを取り出すだけで、何も言わなくても「あ、コンタクトレス(非接触)ね」と分かってくれて、英語が苦手でも困ることがありません。決済システムの進化には国ごとに異なる事情があるものですが、この便利さは正直言ってうらやましく思いました。
(日高 彰)

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