野村総合研究所(NRI)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)投資が追い風になって、国内産業分野における事業セグメントの昨年度(2021年3月期)売上高が前年度比で100億円規模の増収となりました。
その内訳を見ると、DX投資を積極的に推し進める“先頭集団”がコロナ後の市場環境の変化にいち早く適応するため「DX投資を一段と増やしたことが挙げられる」と、NRIの此本臣吾会長兼社長は話しています。
今年度以降は、先頭集団を追う「“第二集団”のユーザー企業群がDX投資に向けて本格的に動き始めることが期待される」とし、コロナ禍における経済的な逆風を“DXの順風”に変えられると見ています。(安藤章司)