マイクロソフトのERP「Dynamics 365」のシステム構築ビジネスで、2021年におけるアジア太平洋地域の“リーダー”は、米アクセンチュア／アバナード、欧州系のKPMGコンサルティング、印インフォシス、日立ソリューションズだと調査会社のIDCはレポートしています。
アバナードは、アクセンチュアとマイクロソフトの合弁会社で、Dynamics 365の販売やシステム構築は本業中の本業。日立ソリューションズはアジア太平洋市場に進出するに当たってDynamics 365を主力ERP商材と位置づけて取り組んできた成果だと推測されます。
とはいえ、少なくともアジア太平洋地域におけるDynamics 365の販売は「寡占化が進んでいる」とはまだいえない状況。“リーダー”に食い込む余地はまだ十分にあり、それを見越して富士フイルムビジネスイノベーションはDynamics 365ビジネスに新規参入したといえそうです。（安藤章司）
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