日本コンピュータシステム販売店協会（JCSSA）が6月15日に発表した「第19回 JCSSA DI調査」の結果によると、「ChatGPT」をはじめとしたAIの利活用が、特に大規模なIT企業で進んでいる実態が明らかになりました。

　例えば、パナソニックホールディングスは4月、パナソニックグループの国内全社員9万人に向けてAIアシスタントサービス「PX-GPT」を展開したと発表しました。PX-GPTは、パナソニックコネクトがChatGPTなどをベースに開発、活用している「ConnectGPT」を全社向けに改良。技術職だけでなく、製造や営業などさまざまな部門での生産性向上や、新たなビジネスアイデアの創出を推進する狙いがあるようです。

　「AIは人間が本来やるべき仕事に集中させるためのツールだ」という文言をよく目にします。AIの活用によって働き方がどのように変わっていくのか、これからも動向を追っていきたいです。（大向琴音）

【記事はこちら】
AIを業務で活用すでに6割、IT系大企業──JCSSAがDI調査