「何も信頼しない」を前提に全てのアクセスに対して必ず正当性や信頼性を確認するのがゼロトラストセキュリティーの考え方です。巧妙化するサイバー攻撃への対応や、リモートワークのセキュリティー対策として、近年、ゼロトラストセキュリティー環境の構築を目指す企業が増えています。
ゼロトラストセキュリティー環境の実現には、ネットワーク、エンドポイント、認証、クラウドセキュリティーなど、さまざまなセキュリティー製品が必要になります。ネットワークの部分では、SSE(Security Service Edge)が利用されることが多いです。
SSE製品などを手掛ける米Zscaler（ゼットスケーラー）の日本法人は、記者会見で、直近のビジネス状況を説明しました。ゼロトラストセキュリティーへの需要拡大により、製品の利用が増加、顧客数は600社以上になったとしています。
ちなみに、近年よく耳にするようになったため、ゼロトラストセキュリティーは新しい概念だと思う人もいますが、2010年に調査会社の米Forrester Research(フォレスター・リサーチ)が提唱しており、決して新しいというわけではありません。（岩田晃久）
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米Zscaler日本法人、ゼロトラストセキュリティー需要が拡大 支援体制の強化やローカライズを推進
