セールスフォース・ジャパンは、AIで強化したデータ分析ツール「Tableau」の一部機能を、6月から日本語で提供する予定です。記者説明会で市場での勝算を問われた際には、ユーザーがつくるコミュニティの活気に触れ、「Tableauが多くのお客様に愛されていることが最大の強み」と答えていました。

　Tableauは20年以上、データの可視化ができる使い勝手の良い分析ツールとして多くの顧客を抱えてきたとのことです。2024年のコミュニティーの国内イベント開催は100回以上。企業側からあれこれお願いされるわけでもなく、ユーザーは自ら情報交換など活動を楽しんでいるようです。

　ユーザーからすれば、以前から慣れ親しんだものは、愛着があり良さも分かるので使い続けたくなるかもしれません。ビジネスの世界で、昔からのファンがついているブランドは強いと感じます。IT業界でも、ソリューションを広める戦略に通じるのではないでしょうか。（下澤 悠）

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セールスフォース・ジャパン、AIエージェント搭載の分析基盤を提供　「Tableau」を機能強化