今日は何の日

<今日は何の日>6月9日「ログホームの日」

2025/06/09 09:00

週刊BCN 2025年06月09日vol.2062掲載

ログホーム特有の魅力

 ログホームはログハウスとも呼ばれ、主に丸太や太い角材をくみ上げて造られた家を指す。起源は北欧にあると言われており、森林資源が豊富な地域で発展してきたという。 日本の昔ながらの木造住宅との違いは木材の組み方にある。柱と梁で骨組みをつくり、壁で覆うことで木材の使用量を抑えることができる日本住宅に対して、ログホームには柱はなく、木材を横向きに組んで壁を構成しているため、木材の使用量が多くなる。

 ログホームは見た目の美しさだけでなく、機能性も備えているのが特徴だ。断熱性や蓄熱性、調湿性に優れているほか、比較的耐火性も高いという。木は可燃性で火災に弱いイメージがあるが、太い木材は火が付くと、表面が炭化した後で内部の温度はゆっくり上昇していくため、芯まで燃え落ちるには長い時間がかかるという仕組みだ。

 私の実家はログホームのため、個人的にログホームはとても親しみ深い。木の香りに囲まれてリラックスできるし、木目が織りなす暖かな表情も趣がある。また、寒い日でも床が冷たくないため、子どもの頃は家の中をよくはだしで駆け回っていたことを覚えている。久しぶりに実家に帰り、ログホームの持つ温かみに包まれながら過ごしたくなった。
(留)
 


由来
日付は「ロ(6)グ(9)」と読む語呂合わせから。ログホームについて多くの人に知ってもらうことを目的に、ログホームメーカーであるホンカ・ジャパンが制定した。
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