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公立学校、自治体、病院で成果あり

2025/07/24 10:00





 エプソン販売は、主力のカラーインクジェット複合機の販売先として、公立学校や自治体、病院を重点業種と位置づけ、販売台数を伸ばしています。学校向けの月額定額サービス「エプソンのスマートチャージ・アカデミックプラン」の導入率は直近1年間で10ポイント近く増え、30%に迫るところまで来ています。

 アカデミックプランは、規定枚数まではカラー印刷の制限がない点が特徴で、予算が限られている公立の小・中学校で採用が広がっているとのこと。また、インクジェット複合機は競合のレーザー複合機に比べて消費電力が8割削減できる省エネ性能が評価され、自治体や病院といった公的機関への納入も順調だということです。

 複合機は民間オフィスで大きな需要がありますが、この領域はオフィス市場に強い競合他社の難攻不落の牙城でもあります。エプソン販売では民間オフィスの市場を虎視眈々と狙いつつも、一方で学校や自治体、病院といった、自社の強みを生かしやすい領域の開拓を積極的に進めています。(安藤章司)

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エプソン販売、複合機のアカデミックプランが好調 導入率が前年比10%ポイント近く増加
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