神戸市などを拠点とするコベルコシステムは、製造業向けのシステム開発に強みを持ち、資本参加する日本IBMから得た大規模システム構築のノウハウや高いブランド力を生かしてビジネスを展開してきました。
瀬川文宏社長への取材で特に興味深かったのは、得意とするSAP案件に関して、マイグレーションの需要は依然大きいのか尋ねた質問への回答です。数年前までは案件が非常に多かったものの、生成AIの登場で少し潮目が変わってきたそう。「AIが人材不足の穴を埋めてくれる期待から、『崖を乗り越えられる橋がかかった』といったイメージがあるのではないか。最近は様子見の企業が増えてきた」と話していました。
同社はその先の成長戦略として、Fit to Standardの潮流に合わせてSAP製品などをパッケージでそのまま使う一方、各企業がこれまで改善や創意工夫を重ねてきたシステムは基幹の周辺につくり込んでいく需要が発生してくると想定。約2年前からそうした需要に対応する投資をしてきたところ、事業は2桁成長したとのことです。日本の製造業の強みが詰まったシステムを今後も提供してほしいと感じた取材でした。(下澤 悠)
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コベルコシステム、世界で認められるソリューションを
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