日本の店長

<日本の店長>第20回 パソコン工房 名古屋店 長谷川則幸店長

2003/05/26 18:45

週刊BCN 2003年05月26日vol.991掲載

 アロシステムが運営するパソコン工房名古屋店(名古屋市中区)は、組立済パソコン、いわゆるホワイトボックスの販売が好調だ。長谷川則幸店長は、「1日平均のレジ通過数は平日が60人、休日が100-150人。そのうち組立済パソコンを購入する率が高くなっている。1か月の売上比率で50%を超える場合もある」と話す。

組立済パソコンが好調

 パソコン工房は、組立済パソコンをはじめ、組立パソコン用パーツや記録型DVDなどパソコン本体を強化する周辺機器を販売しており、パソコンを自作する層が来店するケースが高い。しかも、同店は名古屋・大須地区に店舗を構えているため、上級者が来店することが比較的多かった。だが、「最近では、初級者や中級者が来店するケースも増えてきており、その層が組立済パソコンを購入する傾向が高い」という。

 名古屋・大須地区は、周辺の郊外に大型店舗が出店したことにより、商圏範囲が狭まっているという見方が強い。大須地区のパソコンショップが少なからず影響を受けているのも事実だという。一方で、大須商店街の若者向け古着店が人気を集めるなど、若年層が大須地区を訪れる傾向が高くなった。このため、パソコンショップにとっては新規顧客を獲得できる可能性が高まっている。

 「初級者や中級者が組立済パソコンを求めて来店するのは良い傾向だ」と長谷川店長。新規顧客の確保策については、「サポートが重要」としており、問い合わせに関する対応や修理などを迅速に行っている。接客に関しては、「専門用語を使わない」ことを徹底させている。同店舗では、従業員がアルバイトを含めて5人。そのうち、新人社員が2人。

 長谷川店長は、「初心者の顧客は増えているが、もちろん上級者も来店する。購入者数を減らさないために、できるだけ早く新人を1人前に育てなければならない」と強調する。新人が接客している際は、必ず長谷川店長が横につき、接客の仕方を厳しくチェックする。対応した顧客が帰った際に、悪かった点を細かく指摘する。「厳しく叱る時が多い」。今は新人教育に力を入れる時期でもある。(佐相彰彦)
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