店頭流通

リンクスインターナショナル リビングPC分野へ本格進出 周辺機器メーカーとの協業強化

2004/04/05 18:45

週刊BCN 2004年04月05日vol.1034掲載

 マザーボードメーカーであるギガバイトの代理店、リンクスインターナショナル(川島義之社長)は、リビングPC分野へ本格進出する。同社は、売上高の約7割をギガバイト製品の代理販売で占める。今後は、ギガバイト事業に次ぐ収益の柱として、ホームエンターテインメントに対応したマルチメディアパソコンのリビングPC関連製品の拡充に力を入れる。

 リビングPC事業の強化に向けて、4月7日から、マルチメディア関連の周辺機器に強いノバック(中島洋一社長)と共同でマルチDVDレコーダーキット「NV-7135CB」(実売3万円前後)の販売を始める。リンクスインターナショナルとノバックが、リビングPC関連で協業するのは今回が初めて。

 また、今年1月には、台湾のマルチメディア関連メーカーのアジアメジャー社の「V-Gear(ブイギア)」ブランド製品の国内総販売権をリンクスインターナショナルが取得するなど、リビングPC関連商材の拡充に力を入れている。

 川島社長は、「リビングPCの需要は、自作パソコン(DIY)市場においても着実に高まっている。むしろDIY市場だからこそ、高性能なリビングPCが求められている」とし、テレビチューナーやビデオキャプチャー、DVDレコーダーなど、リビングPCに求められる商材拡充に力を入れていく考えで、今年度(2004年8月期)の売上高は前年度比33%増の40億円を見込む。
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