店頭市場ピックアップ

OSの販売動向

2004/05/03 16:51

週刊BCN 2004年05月03日vol.1038掲載

Linuxシェアに変化の可能性

ウィンドウズユーザーの動きがカギ

 OS(基本ソフト)市場は、マイクロソフトとアップルコンピュータが、それぞれ販売本数シェアを約7割、約2割で安定して分け合ってきた。これに対し、両OSの対抗勢力であるLinuxOS陣営は、シェア拡大に向けた足場固めを始めている。BCNランキングの3月月間の販売本数シェアで3.9%を獲るターボリナックスの親会社であるSRAは、5月6日付でターボリナックスをライブドアに譲渡。ライブドアは、3月月間の販売本数シェアで1.7%を獲るリンドウズOSシリーズを販売している。今回の譲渡により、ライブドアグループのOS分野におけるシェアは一気に高まる。

 3月月間の販売本数をベースに、ライブドアとターボリナックスのOSシェアを足し合わせると5.6%となり、これまでのリンドウズOSシリーズ単体でのシェアに比べて約2倍に拡大する。ライブドアは、4月9日からCD-ROMから直接リンドウズOSを起動し、USBメモリに個別の設定やデータを保存できる「リンドウズCDスマイル」の販売を始めた。リンドウズCDスマイルは、携帯電話並みの簡単な操作性が特徴で、メールやウェブを主に使うユーザーの需要に応えられる。

 一方、ターボリナックスは5月28日にマルチメディア機能を大幅に拡充したLinuxOS「ターボリナックス・テン・エフ」を発売する。相次ぐ新製品の投入により、ライブドアグループのシェア拡大の可能性が高まっている。ある関係者は、「ターボリナックスとリンドウズOSがシェアを食い合ったり、あるいは他のLinuxOSのシェアを奪う方向に動くのではなく、シェアで過半数を獲るウィンドウズの切り崩しの方向に動けば、OS分野の勢力図が塗り変わることもあり得る」と分析する。ウィンドウズユーザーの需要をライブドアグループがつかめるかどうかが、シェア変動のカギを握る。
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