日本IBM(大歳卓麻社長)は9月10日、暗号化機能を内蔵したRAIDコントローラーに「IBM ServeRAID-MR10is」シリーズを追加した「IBM ServeRAID-MR10is VALUTコントローラー」を発表した。価格は17万8500円。9月17日に出荷を開始する。
サーバー向けRAIDコントローラーとして、暗号化機能を組み込んだ業界初のソリューション。メインカードタイプで、サーバーにカードを追加するだけで、不正侵入やディスクの盗難などのデータ漏えいを防止する。停電などで電力供給が停止した場合には、最大72時間データを保護できるバッテリーを搭載した。
暗号にはAESを採用し、256ビットでコード化する暗号エンジンを内蔵。HDD個別の暗号化に比べ、低価格で高い精度の暗号化を行なえるという。データの暗号化を行ったサーバー以外での復号化ができないようにした。