店頭流通

ヴァル研究所 駅すぱ新版、路線地図を同梱

2009/03/30 18:45

週刊BCN 2009年03月30日vol.1278掲載

 ヴァル研究所(鈴木和夫社長)は4月2日、路線検索ソフトウェア「駅すぱあと」の新版を家電量販店で販売開始する。新規ユーザーを対象にしたWindows版と既存ユーザー向けのバージョンアップ版の2製品。初回出荷分の各1万本には手帳サイズの特別付録「2009都市近郊路線図」を同梱する。また、企業向けではパッケージ化した「駅すぱあと通勤費管理システムVer.2」をSIerと共に拡販する。

 店頭販売する新版「駅すぱあと」は、JR各社のダイヤ改正、3月20日に開業した阪神電鉄なんば線のダイヤ、路線バス2社を加えたほか、学割運賃の機能表示を新たに備えた。「駅すぱあと」はYahoo!などポータルサイトに搭載されているが、店頭販売では法人向けが大半を占める。「企業のセキュリティポリシーが強固になり、ポータルの検索を使えないケースが増えた。特に官公庁はそうだ」(太田信夫・営業部営業チームリーダー)と話す。

 一方、法人向けにカスタマイズ導入してきた交通費精算システムについては、「カスタマイズであれば、導入まで時間を要する」(同)というネックがあり、それを解消するためにパッケージ版を製品化。法人向けを伸びる市場と定め、有力グループウェアを販売するSIer経由の販売を推進する。(谷畑良胤)
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